学校長挨拶

校長 田子 一郎

2013年4月1日付で、民間人出身校長として池田高校に着任しました
田子一郎です。
 本校は、歴史のある大阪府の公立普通科進学校として、自主・自律をモットーに、勉強だけでなく、学校行事や部活動にも全力で取り組み、知・徳・体の調和の取れた生徒の育成に注力しています。

 新任の校長として、本校の良き伝統を継承し、社会の変化に主体的に対応して、自ら選択し、自己決定できる、活力溢れる人材の育成を図りたいと考えています。

 既に言い尽くされていることですが、日本を巡る社会・経済情勢の変動は凄まじいものがあり、時代の変化、マーケットの変化に迅速に対応しなければ淘汰される時代です。「グローバル化」はその良し悪しを議論する対象ではなく、誰もが避けることのできない世界的な大きな流れです。
 このような世界情勢から、特に現在の教育に要請されることは、以下の通りです。

① 自分が欲することを、自己の責任において、自分自身で見出す能力を持ち、その目標に向かって努力を継続できる生徒を育成していくこと。
以前、職務上アジアに頻繁に出張して感じましたが、アジア各国の人々のしたたかとも言える強靭さは、強烈な生活向上意欲に基づき、自分の進路を覚悟を持って自己決定していることが背景にあります。厳しい世界情勢の中で、元気に生き抜いていく生徒を育成する、という時代の要請は強いものと考えます。

② 課題・問題にぶつかった時、従来の発想の延長や模範解答ではなく、自分で問題の解き方を発見し、あるいはそれを構築する能力を鍛えること。
経済の世界でも、技術力では決して劣っていない有名な日本企業群が苦戦を強いられるのは、従来の成功体験に頼り、同じ戦い方を続けるだけで、課題の新しい解法が見いだせていないからではないかと思います。

③ さまざまな意味で垣根が無くなるグローバルな世界で、これから生徒たちが成長し生きていくには、自分と異質な集団や社会に放り込まれても、自分を見失わず、相手とともに合意点を見出せるコミュニケーション力、論理的な課題解決力が不可欠です。

以上の時代の要請に応えられるよう、楽しい高校生活の中でも生徒に負荷をかけ、しっかり鍛える高校とするべく、教職員も一丸となって、生徒のために引き続き努力して参ります。

 今後、折々に校長としてのメッセージを発信して参ります。本校への暖かいご理解とご支援をお願いして、ご挨拶とさせて戴きます。

田子 一郎